インターネットの占いサイトを巡り、高齢女性の被害相談が相次いでいる。東京都内の女性(77)は、新型コロナウイルス禍で将来への不安を募らせていた昨年秋、ふとサイトの広告を見たことがきっかけで占いに深入りしてしまった。つぎ込んだ金額は300万円余り。「自宅で一人で過ごす時間が増える中、ついつい課金を繰り返してしまった」と悔いる。 (山田雄之)◆「占いで資産が10倍、富裕層に」
「宝くじで高額当選しました。資産が10倍になり富裕層に。占いってすごい!」。昨年9月、女性が自宅でスマートフォンを触っていると、占いサイトの広告記事が目に留まった。
夫を十数年前に亡くし、パートの娘と2人暮らし。友だちとランチで外出するのが楽しみだったが、コロナ禍で自宅にこもりがちになった。これからどうなるのか、お金は足りるのだろうか?。そんな心の隙間に占いがピタッとはまった。
サイトに飛ぶと、「占い師」を称する白髪で穏やかそうな男性の画像が登場した。「絶対にいい人。私もお金持ちになれるかな」と思った女性は、とりあえずサイトの運営者にメッセージを送ってみた。
占い師からすぐに返信が届き、生年月日と性別を知らせるように言われた。女性が自身の情報を伝えると、「人生最大のチャンスが訪れています」「あなたの金運は初めて見るレベル」と持ち上げられた。
私の金運って実はすごかったんだ?。舞い上がった女性に紹介されたのが、「高額当選のスペシャリスト」とうそぶく女性占い師だった。女性占い師は「一獲千金のため運を上げなければなりません。鑑定を受ければ運気はアップします。運が上がりきったところで、購入許可を出します」と告げてきた。
◆メールで「鑑定」1日10万円分も
占い師が指示する数字や文言をサイト内のメールで送り返せば鑑定を受けられるが、1通当たり1500円課金される。事前に購入したポイントから支払う仕組みで、メール送信を繰り返すうちに1日数万?10万円分を使う日々が続いた。
しかし2カ月が過ぎても、くじの購入許可は出ない。「まだ買えませんか」と尋ねても、「当選まであと一歩」「あきらめないで」とはぐらかされるばかり。11月にサイト名をネットで検索すると、「詐欺」「悪質」などの書き込みが目に飛び込んできた。女性は「血の気が引き、われに返りました」と振り返る。
支払った総額は320万円。女性は「当選するものだと信じ込んで・・・(記事の続き・詳細は引用元にて)
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Source: 鈴木さん速報
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