1: サーバル ★ 2019/11/22(金) 11:44:17.91 ID:eqiypMHD9
建物への入退去を規定する借地借家法によれば、定期借家契約を除いて、テナントが契約更新を希望する限り原則としてビルオーナーは申し出を断ることができない。それでも、再開発などの理由でテナントとの契約を更新せず立ち退きを求められるのは、「建物の現況をふまえて、建て替えによって高層化し経済性が高まるなど、テナントに移転を強いることになってもなお建て替えが合理的だと認められる場合に限られる」そのうえで、テナントに強いられる移転費用や休業期間の機会損失を補償するために立ち退き料を支払う。
開発現場においては、この立ち退き料が曲者(くせもの)だ。渋谷ストリームの開発をめぐって訴訟になった12件のうち1件では、入居していたパチスロ店は東急が提示した2371万円を突っぱねたばかりか、「立ち退きへの十分な補償が必要だ」との理由で逆に4億3739万円を突きつけた。
4億円以上もの乖離が生まれた原因は、内装工事や移転広告費などにそれぞれ1億円以上かかる、移転先の賃料が6倍に跳ね上がるといったパチスロ店側の主張によるものだ。
2014年2月、裁判所はこの主張を退けて東急側の金額を容認した。再開発事業という公共性が評価された形だ。一連の訴訟について東急は「コメントできない」としているが、そのほかの訴訟でも、東急は勝訴もしくは実質的に勝訴といえる形での和解を勝ち取っている。
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Source: 鈴木さん速報
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