報告書によると、ファンの喫煙割合は全体の54.7%(主に紙タバコ:43.2%、主に電子タバコ:11.5%)となる結果になった。喫煙率は、1日の遊技で利用する金額が多い層ほど概ね高くなる傾向となり、利用金額1~3万円未満の層の喫煙率は61.5%、利用金額3~5万円未満の層は64.7%に上った(利用金額3000円未満は喫煙率37.7%)。
国が受動喫煙対策を進めるなか、パチンコホールも今後、遊技コーナーを完全禁煙とし喫煙ブースの設置を行う、あるいは加熱式たばこ専用フロアを設けるなど、国の方針に沿った対応が迫られている。
仮にホール内での遊技時に禁煙となった場合の意向について、今回の調査では半数以上(61.7%)が「遊技頻度は変わらない」と回答。その一方で3割程度が「少なくなる」「行かなくなる」と回答しており、今後、ホールの禁煙化が進んだ際に多少の遊技頻度の減少や離脱の可能性を示唆する結果となった。また、禁煙となった場合のホールの滞在時間についても、遊技頻度と同様の傾向となり、半数以上(54.8%)が「変わらない」と答えた。
今回のアンケートでは、ファン人口拡大に効果的と考えられる“連れパチ”(2人以上で来店すること)の実態についても調査している。“連れパチ”の意向や経験は、若い層ほど高い結果となった。パチンコで遊ぶ際の人数は、全体の68.8が「1人」、26.1%が「2人」と回答。1人と回答したのは、女性に比べ男性が高く、20代女性の場合、「2人」と回答したのが5割を超えている。
“連れパチ”層を増やすには、誘いやすいパチンコホールにすることが不可欠だ。「誰かを誘いやすくなるパチンコホール」という調査では、「使用金額が少なくすむ」「長く遊べる」という選択項目を支持する割合が高かった。また年代別では20代が「人気コンテンツを使用する」の支持割合が他の年代に比べて高く、女性の全年代が「女性が入りやすくなる」という項目を支持する傾向となった。
調査は、2018年11月17日~12月3日にかけて、日遊協と九遊連青年部の加盟ホールの来店客を対象に行われ、33社、161ホールの来店客2,924人から回答を集めた。同様の調査は2007年から日遊協が主体となり毎年行われ、ファンの特性、プレー実態、ニーズなどの動向の変化の把握等を調査目的としている。
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Source: 鈴木さん速報
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