4月7日緊急事態宣言後のパチンコ業界の現状について

スロット

新型コロナウィルスの感染拡大と4月7日に発令された緊急事態宣言によって大打撃を受けているパチンコ業界ですが、ホールの休業だけでなく、メーカーからの新台や部品供給もストップするなど、ぼく自身過去に経験したことのない状況になっています。

こんな時でもパチンコ店には行列が…、みたいな報道も多く、パチンコをしない方からすると経済的な影響は少ないように映るのかもしれませんが、危機迫る状況なのは他業種と変わらない状況です。

巷ではパチンコ業界への批判的な意見があふれていることも理解したうえで、4月7日の非常事態宣言後の現状と今後の見通しについて書いていきたいと思います。

首都圏の休業状況

4月8日現在、関東地域のホール休業率は以下の通りです。

東京都   53%

神奈川県  52%

千葉県   50%

埼玉県   35%

となっています。(日を追って変動しているので参考程度に)

概ね地域毎の感染者数の多さに比例して休業率も上がっている感じでしょうか。

大手チェーンは軒並み休業措置をとっているので、営業中なのは中小規模の企業が運営するホールが多いと思います。

ぼくも店長として店舗をマネジメントする立場ですから、例え数日でも休業することがどれだけ経営状況を悪化させるかはわかります。

特にパチンコ店は現金商売で常にキャッシュを回すことで営業が成り立っています。

営業はできなくても変わらず発生する経費も多く、例えば新台を購入する際も、何枚も手形を発行している場合もあるので高額な経費は毎月出て行ってしまうのです。

大手チェーンや一部の高稼働優良企業でもない限り、長期間の休業に耐えられる体力のあるパチンコ企業は少ないのではないでしょうか。

多くの人の命にかかわる問題ですし、人の命以上に重いものはないと思うので、ホール(企業)がどんな業況にせよ自粛すべきだと思いますが、バッシングを受けながらも営業を続ける(続けざるを得ない)ホールの気持ちもわからないことはないです。

休業期間についても先が見えない業況で、コロナ禍の稼働(売上)低下だけでも本当にギリギリの状況に陥っているホールは多いはずなので、打ち手の方々は最悪の事態を想定して貯玉の清算なども考えておいた方がいいかもしれません。

 

今後の新台供給について

4月後半以降に導入予定だった新台は納品が延期される機種が多くなってきています。

Sカイジ4、S真北斗無双、Sアイムジャグラー、P戦国乙女6、Pエウレカセブンなどが延期or中止になっています。工場がストップしてしまっているメーカーもあるようですね。

特にSアイムジャグラーは、6月には認定切れで撤去になるアイムジャグラーEX-KTの代替機として必要不可欠な台だっただけに、納期次第では全国のホールで島封鎖レベルのジャグラー減台が起こる可能性もあります。

メーカーも流石にそれまでには間に合わせてくるとは思いますが、今後の感染拡大状況によっては6月にホールが営業できているという保証もないので、何があってもおかしくはないでしょう。

4月後半以降に既に販売が決まっていた新台で予定通りに納品される台もありますが、5月後半以降はほとんど新台リリースがないと予想できます。

新台リリースがあっても、こんな状況で新台を買うホールもかなり少ないですし、まだ営業が出来ている地方のホールでもこの先どうなるかわからない状況ではリスク回避を優先して買い控えることになるでしょう。

休業しているホールに対して既に売ってしまった4月以降の新台をどう対応するのかという問題もあります。

事態が収束するまで機械代の支払いを猶予するなどの対応がないとホール、メーカー共倒れの可能性も十分考えられますね。

 

このように財政面や世間からの批判の声の中で、パチンコ業界も未曽有の危機に直面していると言えます。

それでも今は、お客様あっての商売であるという原点に立ち返り、人命を最優先にこの危機を乗り越える経営判断をするべきだと思いますし、パチンコ業界に限らず断腸の思いで休業という決断をした経営者だけがバカを見るような結果にならないように、パチンコ業界にも十分な国の経済対策が施されることを願うばかりです。

 

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Source: パチンコスロット勝ち組への道

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