新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東北各県が休業要請した対象に含まれるパチンコ店の一部店舗が、
要請を無視して営業を続けている。25日が要請期間の初日となった宮城県でも、仙台市内の2店舗が営業を続行。
開いている店を調べ、わざわざ県境を越えてパチンコ台に向かう愛好者の姿も見られた。
仙台市青葉区にあるパチンコ店では、店が開く5分前の午前8時55分に約20人の列ができた。
配られた入場整理券を手にしたマスク姿の若者らが開店と同時に次々と入店。客同士が近づかないよう、
1台おきに電源が切られた台に座った。
常連客の60代男性は「今日はいつもの2倍ぐらい客がいたと思う。席を空けるなどの感染対策をしているので、
営業が続く限りは通う」と楽しんでいた。
駐車場には「宇都宮」「横浜」「豊橋」など県外ナンバーの車も目立った。いわき市から友人4人で訪れた30代女性は
「ネットで営業している店を探し、午前7時に地元を出発してきた」と話した。
宮城県遊技業協同組合(仙台市)は22日の理事会で、全店が休業要請に応じるよう申し合わせた。
組合関係者によると25日は、県外企業が運営する2店舗だけが営業を続けたという。
休業に応じない場合、知事は店名を公表し、より強い要請に踏み切ることができる。
大阪府は24日、営業を続ける6店舗のパチンコ店名を明らかにした。
仙台、岩沼両市の全8店舗を臨時休業にした「百反」(仙台市)の岩本富貴社長(43)は
「大半が足並みをそろえて休む中、少数でも営業を続ける店があれば業界全体のイメージ低下につながる。
行政には法律に基づき厳正に対応してほしい」と訴えた。
東北で唯一、休業の要請期間ではない青森県のパチンコ店には、他県からの愛好者が流れ込んだ。
岩手県北の市町村から約1時間圏内にある八戸市にあるパチンコ店の駐車場は、「岩手」ナンバーなど
他地域の車が2割近くも占めた。
この店も、青森県の休業要請期間(29日~5月6日)は休みとなる。常連の岩手県軽米町の60代男性は
「閉まるのは仕方ないが、寂しくなるね」と漏らした。
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Source: ぱちとろ速報
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